【皇室御用達のトヨタ センチュリーのSUVタイプが登場】国産高級車 厳選ランキング

Car Watchより引用(https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/1529/410/html/003_o.jpg.html)
Car Watchより引用(https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/1529/410/html/003_o.jpg.html)

センチュリーの新モデルが世界初公開!高級車競争はSUVタイプに拡大

国産の高級車として知られるトヨタ センチュリー。古くから伝統と気品を兼ね備え、天皇陛下の御料車でもあり、現在の天皇陛下が即位した際のパレードでも乗車しています。

皇室や政府の要人の送迎などで、VIP御用達とされる国産の高級車「センチュリー」の新しい追加モデルが世界初公開されました。

価格は驚きの2500万円から。車種初のプラグインハイブリッド方式が採用されています。

超高級車に違わぬ価格や、センチュリー自体の希少な成り立ち含め、国内外で話題を呼んでいます。

トヨタ 中嶋副社長、世界初公開したセンチュリーは「新しいタイプのセンチュリー」「我々は一言もSUVとは言っていない」
Car Watch(2023年9月7日参照)

詳しい内容は上記記事をお読みいただければと思います。

記事の中で、トヨタの中島副社長は次のように述べています。

「我々は一言もSUVとは言っていないのです。今日も誰も(発表やプレゼンテーションで)言っていません。ですからSUVとは書かないでほしいです。センチュリーはセンチュリーです」

「センチュリーの2つのタイプ。両ウィングです。セダンはセダンという言い方をしています。(これは)新しいタイプでよいじゃないですか。ぜひともみなさんに想像をかき立てるような書き方をしていただけばありがたいなと」

Car Watchより引用

想像をかき立てるようなモデルということで、何か高揚感を感じますね。

次の100年を見据えたセンチュリー

新型車は車高が高く、乗車の際、かがみこむことなく乗り込むことができます。
また、従来のセダンと比べて車内空間が広がったことで、たとえば企業の幹部が車で移動しながら車内で本格的なオンライン会議ができるなど、今のビジネスシーンのニーズに応えられています。

こうして読んでいくと、広義的にはSUVタイプと捉えられるセンチュリーの今回の追加モデル。
海外メーカーでもメルセデス・ベンツのマイバッハなどでSUVの新型車が投入されていて、各メーカーの高級車シェアの競争は、セダン型からSUVタイプへと拡大しているといえるでしょう。

センチュリーが紡いできた歴史と伝統、知ってますか?

皇室ロイヤルカーとして報道で見かけるセンチュリーはセダン型になりますが、若い方はこの日本が誇る国産高級車センチュリーの歴史をご存じないかもしれませんね。

センチュリーの歴史について少しだけ触れておきましょう。

トヨタの最高級フラッグシップモデル

センチュリーが誕生したのは、今から半世紀以上前の1967年(昭和42年)までさかのぼります。
他の量産車とは違ったラインで製造され、熟練した職人の技術によって多額のコストをかけて作られています。

初代モデルはマイナーチェンジこそあれど、1997年までの実に30年もの間、フルモデルチェンジすることなく生産されました。これはかなり稀です。

センチュリー誕生当時、アメ車が日本にも入ってきて、その迫力やインパクトに目を奪われたものですが、センチュリーは伝統的な日本の美をモチーフとした日本車というコンセプトで独特なテイストのデザインが採用されました。

1997年に登場した2代目モデル

2代目センチュリーのデザインは初代モデルを踏襲されましたが、内部のメカニズムには最新技術が投入され、走行性能や車内の快適性などが大きく向上。また、官公庁での使用を見込んだ天然ガス仕様車も登場しています。

2018年登場の現行3代目モデル

現行となる3代目モデルは、日本風テイストなどセンチュリーらしさは残しつつも、一気に近代的なデザインに変更され、ボディサイズも拡大しました。

パレード用オープンカー仕様に改装され、2019年の祝賀御列の儀で使用されたことでも注目を集めました。


街で見かけることが少ないセンチュリーですから、もしも見かけた際は、上記の成り立ちにも思いを馳せ、希少価値の高さを感じながら見たいものですね。

国産高級車 厳選ランキング5

さて、今回のグリストランキングは、そんな高級車のニュースにちなんで、「国産車から外車まで、厳選高級車ランキング」をご紹介します。

高級車という定義がどことなくボヤっとしていますが、価格などの指標軸を設けてしまうと、昨今の新車価格の値上がりから、これまで大衆車のイメージだった車種が高級車扱いとなってしまったり、誰もが認める伝統や気品、ブランドイメージみたいなものが反映されにくくなります。

そこで、ここはあくまで独断で誰もが高級車だと認める国産車種を厳選してご紹介してまいります。

それでは厳選ランキングを見ていきましょう!

5位:トヨタ クラウン

MOBY[モビー] より引用(https://car-moby.jp/article/automobile/super-luxury-car/photo/#63adeec)
MOBY[モビー] より引用(https://car-moby.jp/article/automobile/super-luxury-car/photo/#63adeec)

国産高級車の代名詞ともいえる、トヨタ クラウン。こちらはセンチュリー以上に歴史があり、初代の発売からはすでに60年余りが経過しています。
庶民でも頑張って成功すれば手が届くであろうと思わせる魅力とブランドイメージがありました。

車内空間の拡大、高車高の大きな流れもあり、現行モデルはセダンから一新、クロスオーバーとしてリリースされています。

4位:日産 シーマ

MOBY[モビー] より引用(https://car-moby.jp/article/automobile/super-luxury-car/photo/#21ee50a)
MOBY[モビー] より引用(https://car-moby.jp/article/automobile/super-luxury-car/photo/#21ee50a)

最終型であるY51型を最後に、2022年に生産を終了した日産 シーマ。

内装はもとより外装の特徴は、小傷が勝手に埋まっていく特殊な塗料を使用していること。
これによりシーマは色あせなど経年劣化せず、VIPの名に違わぬ風格を漂わせているのです。

クラウンの競合車ともいえるシーマ。今後の復活はあるのでしょうか。

3位:レクサス LX

MOBY[モビー] より引用(https://car-moby.jp/article/automobile/super-luxury-car/photo/#4643ee9)
MOBY[モビー] より引用(https://car-moby.jp/article/automobile/super-luxury-car/photo/#4643ee9)

昨今、プレミアムSUVの流れが加速し、さらなる高級車カテゴリへと昇華したSUVですが、レクサスLXはそんなSUVモデルの高級車です。
最上位グレードであるECUTIVEは、乗車定員が4人である代わりに、シートは4脚とも専用シートが装着されているという至れり尽くせりぶり。

この車格で4人乗りですから、まるで飛行機のファーストクラスを思わせる極上空間といえるでしょう。

2位:トヨタ センチュリー

MOBY[モビー] より引用(https://car-moby.jp/article/automobile/super-luxury-car/photo/#050a6f2)
MOBY[モビー] より引用(https://car-moby.jp/article/automobile/super-luxury-car/photo/#050a6f2)

このたび追加モデルを発表したトヨタ センチュリーが第2位となりました。
写真はセダンですが、歴史と伝統の気品が漂うフォルムです。

なお、センチュリーのシンボルである“鳳凰(ほうおう)”のエンブレムは、初代センチュリーに使われた手掘りの金型を現代の職人が継承、作成したのだとか。
内装の木目パネルの塗装も熟練の職人の手作業が成せる業。

大量化、効率化の時代だからこそ、人の手による仕上げは何か魂を感じますね。

1位:レクサス LS

MOBY[モビー] より引用(https://car-moby.jp/article/automobile/lexus/lx/recommended-grade-10/)
MOBY[モビー] より引用(https://car-moby.jp/article/automobile/lexus/lx/recommended-grade-10/)

2005年から日本でも展開され始めた、高級車プレミアムブランド「レクサス」。
日本での発売からまだ20年も経っていませんが、瞬く間に高級車市場を席捲。今の子どもたちは国産高級車といえばレクサスのイメージが強いかもしれません。

レクサスLSは、レクサスブランドの中でも高級セダンの最高峰。
まさに現代日本を代表する高級車といえるでしょう。