<10月4日追記>【オリックスに支援打診か、街路樹植え替え費約1600万円納付命令などニュースまとめ】ビッグモーターの不正を追いかける
2023年10月4日<10月4日追記>度重なる不祥事で経営不振のビッグモーターがついにオリックスに支援打診か
一連の「ビッグモーター騒動」に新たな動きがありました。
オリックスを含めた複数の企業に支援要請をしていることが10月3日夕方、報じられました。
ビッグモーター、オリックスに再建支援を打診 支援企業の候補は複数 決定まで時間かかる見通し
日刊自動車新聞電子版(10月4日参照)
上記参照記事によりますと、支援の打診は再建計画に関わっているデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーや金融機関が仲介したとしています。
オリックスは、自動車リースやレンタカーなどを手がけており、ビッグモーターの中古車買取販売業という経営基盤に関心を示していたと記事は報じています。
また、支援企業の候補は複数にわたっており、現段階でオリックスに決定したわけではないとも報じています。
ビッグモーター自身は単独の再建は断念し、外部資本を入れた経営再建を目指しているようですが、個人的には、経営陣のイメージ刷新、不正販売等の顧客の訴訟に対する対応や補償、除草剤散布問題の賠償など、お金のかかる様々な問題を抱えているため、支援企業は決まるのかどうか、先行きは読めません。
<10月4日追記>東京都が街路樹植え替え費約1600万円の納付命令を下す。住宅情報館でも除草剤散布していた
除草剤散布により街路樹が枯れた件でも動きがありました。
東京都はビッグモーターに対し街路樹植え替え費として約1600万円を納付するよう命令を下しました。
都 ビッグモーターに街路樹植え替え費約1600万円納付命令
NHK(10月4日参照)
上記参照記事によりますと、都道沿いにある14店舗のうち、8店舗の前で除草剤の成分が検出され、そのうち1店舗の前では除草剤に加えて伐採の跡が確認されたと報じています。
東京都は道路法に基づいて原状回復にかかる費用に加え、土壌調査費用も合わせて納付命令したと報じられています。
期限は10月13日までということです。ビッグモーター側は納付の意向を示しているということですが、企業信頼が失われている状況の中ですから、予断は許しません。
なお、街路樹への除草剤散布問題では、不動産仲介などを手がける「住宅情報館」の川崎市と横浜市にある店舗でも行われていたというニュースが報じられました。
「住宅情報館」 神奈川の2店舗で街路樹に除草剤まいたと認める
NHK(10月4日参照)
不動産業というまちづくりの一端を担う事業を展開しているにもかかわらず、まちづくりに反するような行為は許せるものではありません。コンプライアンスが叫ばれる中で、ユーザーから厳しい目が注がれることは間違いないでしょう。
~~~追記ここまで~~~
9月26日に報じたビッグモーターの「不正や不祥事のまとめ」に関する記事は次のページから