【翔んで埼玉 続編公開記念】埼玉県の難読駅名ランキング

翔んで埼玉 通常版 [Blu-ray] Amazonより引用
翔んで埼玉 通常版 [Blu-ray] Amazonより引用

エピソード2は、関西を巻き込んで東西ディスり対決!

「東京都民からひどい迫害を受ける埼玉県民」「埼玉解放戦線」など、原作者自らが居住地の埼玉をオチョくる、ディスるストーリーが話題を呼び、2019年に映画化された「翔んで埼玉」。

実写化では埼玉県の永遠のライバルと周りから見られている千葉県を始め、神奈川県や群馬県、栃木県などが物語に追加され、関東一円を巻き込んだ世間でもおなじみのディスり合戦が面白おかしく描かれていました。

そんな「翔んで埼玉」の続編が11月23日に劇場公開されることが決定しました。

タイトルにある~琵琶湖より愛をこめて~からも分かる通り、続編は関東地方のみならず、関西地方にまでディスりが飛び火する東西決戦をベースとした物語になりそうです。

まさに東西巻き込んでの話題作になりそうな予感がプンプンしますね。

原作は41年前に執筆されていた!

原作は魔夜峰央による漫画で、今から41年も前の『花とゆめ』(白泉社)1982年冬の別冊および、1983年春の別冊・夏の別冊に3回に分けて連載されました。

作者の魔夜は出身地の新潟県から都会へと転居することになります。転居前は都会の東京に住めると浮かれていましたが、実際は当時まだ田舎の埼玉県所沢市への転居だったのです。

近所には出版社の編集長や編集部員が住んでいることも分かり、締切りの催促がいつ来るのかという極度のストレスにさいなまれる中、その合間に憂さ晴らしとして執筆したのが、自分が転居した埼玉県を「おちょくる面白さ」を狙った「翔んで埼玉」だったといいます。

SNSの盛り上がりを契機に30年以上の時を経て復刊を果たす

復刊した「翔んで埼玉」 Kindle版 Amazonより引用
復刊した「翔んで埼玉」 Kindle版 Amazonより引用

2015年に、SNSなどインターネット上で、ファンが本作品の一部を掲載したことで、本作品の衝撃的な内容が話題になり、30年以上の時を経て復刊。各方面に大きな反響を及ぼすことになり、映画化へとつながっていったのです。

現実の埼玉県のこともせっかくだから知っておこう

「翔んで埼玉」をきっかけに埼玉県に興味を持った方もいらっしゃることかと思います。

現実の世界の埼玉県は都心のベッドタウンとして発展を遂げたイメージが強いですが、実はさまざまな側面を持った深堀りしがいのある県でもあります。

そこで、グリストでは、「翔んで埼玉」映画続編の公開までの間、埼玉県にまつわるランキングやリストを定期的に作成していきたいと思います。

今回ご紹介するのは「埼玉県の難読駅名ランキング」です。

さっそく見ていきましょう

【翔んで埼玉 続編公開記念】埼玉県の難読駅名ランキング10

第10位 今羽駅

「こんば」と読みます。

埼玉新都市交通伊奈線ニューシャトルの停車駅である今羽駅は、住宅街と工場が立ち並ぶエリアにある駅です。

大宮駅まで10分程度で至便といえるでしょう。

第9位 籠原駅

「かごはら」と読みます。

JR高崎線の停車駅である籠原駅は、東海道線(東京上野ライン)や湘南新宿ライン直通電車の終着に設定されている駅です。

熱海・神奈川・都内の人も籠原の文字を目にする事が多く、地名の漢字の認知度はかなり高めではないでしょうか。それを読めるかというのはまた別問題で、知っている人からすれば「どこが難読?」と思うかもしれませんが、普通に難しいと思います。

第8位 小手指駅

「こてさし」と読みます。

西武池袋線の停車駅である小手指駅は、みなとみらい線・東横線・副都心線直通電車の終着に設定されている駅です。

第9位の籠原駅同様にすべての電車が小手指行きではないですが、かなりの頻度で遭遇するので、地名の漢字の認知度はかなり高めではないでしょうか。

第7位 蕨駅

「わらび」と読みます。

JR京浜東北線の停車駅である蕨駅は、全国人口密度ランキング1位の蕨市の中心駅です。
1日の利用者は6万人を超えており、とても日本で面積最小の市の中心駅とは思えません。

漢字が得意な人からすれば「簡単じゃん」と思うかもしれませんが、漢字が苦手な人には難しいといえます。

第6位 加須駅

「かぞ」と読みます。

東武伊勢崎線の停車駅である加須駅は、加須市の中心駅です。
漢字は誰でも書ける簡単な字ですが、読み方はかなり難しいかと思います。

ちなみに、「こいのぼり」と「うどん」が加須市の2大名物です。

第5位 長瀞駅​

「ながとろ」と読みます。

秩父鉄道の停車駅である長瀞駅は、秩父エリアの観光地『長瀞』の拠点となる駅です。

知名度が高いのでそれほど難読ではありませんが、知らない人からすれば全く読めないと思います。特に関東地方以外にお住いの人はかなり難読度が高いはずです。

第4位 飯能駅

「はんのう」と読みます。

西武池袋線の停車駅である飯能駅は、第8位の小手指駅同様にみなとみらい線・東横線・副都心線直通電車の終着に設定されている駅です。

この駅はスイッチバック方式と呼ばれる線路配置がされており、どの電車も飯能駅を境に進行方向を変えます。その為か飯能駅以降、秩父方面の直通電車はかなり少ないのが現状です。

第3位 高麗駅

「こま」と読みます。

西武池袋線の停車駅である高麗駅は、高麗神社の最寄り駅です。

JR八高線にも高麗川駅がありますが5キロ程度離れており、乗り換えにはお隣の東飯能駅が便利です。「麗」をレイと読む事は多くの人が知っているでしょうが、他の読み方も存在する事はほとんど知られていないと思います。

ついつい「こうれい」とか歴史で習った朝鮮の地名「こうらい」と読んでしまいがちです。

第2位 波久礼駅

「はぐれ」と読みます。

秩父鉄道の停車駅である波久礼駅は、寄居橋の最寄り駅です。
「寄居橋ってどこ?」と言う人も多いでしょうが、埼玉ではそれなりに知名度のある橋です。

秩父鉄道沿線は全体を通して、自然豊かな観光地に溢れており、何もないと言われる埼玉にもこんな所があるのだと思わせてくれます。

その分かどうかわかりませんが、難読地名が秩父鉄道は多いような印象がありますね。

第1位 男衾駅

「おぶすま」と読みます。

東武東上線の停車駅である男衾駅は、難読駅名としても名を知られている正真正銘の難読駅名です。そもそも、こんな漢字が存在すること自体も初めて知ったという人が多い事でしょう。

地元民を除いて読める人は、相当な漢字好きか難読駅名マニアだけだと思います。

寄居町にある駅で、東武東上線の終点、寄居駅まで4km少々の距離です。