【NHK朝ドラ】あまちゃん10周年 人気キャラクターランキング/再放送もいよいよクライマックス
2023年9月28日『潮騒のメモリー』を鈴鹿ひろ美が熱唱する神回放送でSNSトレンド入り
10年前、社会現象にもなった朝ドラが突如トレンド入り?
2013年度上半期に放送され、オープニングテーマが高校野球のアルプススタンドで奏でる応援歌になるなど、社会現象を巻き起こしたNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」(全156回)が、NHK BS4K・BSプレミアムで今年4月から再放送されています。
昨日の27日朝には、第153回が放送されましたが、薬師丸ひろ子演じる鈴鹿ひろ美が「潮騒のメモリー」を歌う回が話題となっています。
「あまちゃん」再放送、鈴鹿ひろ美が歌う「潮騒のメモリー」の「神回」にネット感動…「あまちゃん史上1番の名シーン…神回で泣けました」
スポーツ報知(9月27日参照)
もともと音痴で、小泉今日子演じる天野春子が鈴鹿ひろ美の影武者として、レコーディングしたおかげで歌手デビューを果たせたというバックグラウンドのある鈴鹿ひろ美が、音痴を克服できないまま北三陸でコンサートを開催します。
のんが演じる主人公の天野アキや、その母・天野春子が東京から駆けつけるなど周囲が心配する中、ひろ美は見事な歌声で「潮騒のメモリー」を歌い上げたという回でした。
SNSなどのネット上では、放送直後から感動の声が数多く上がる事態となり、トレンド入りするほどでした。
放送中に期せずして福島県で震度3の地震のテロップが流れたことについては、関東大震災から100年の年ということもあり、改めて震災の記憶を風化させてはいけないという声が多く上がっていました。
全編を通したクライマックス回の後のラスト3回も見逃せない
先ほど放送された第154回は、鈴鹿ひろ美と彼女をデビューさせたときのマネジャー荒巻、天野春子と元旦那など、計3組の合同結婚式でちょっとほっこりの回でしたね。
放送終了後、ネット上では感想をポストしあう状況がさっそく見られます。
2013年放送からちょうど10周年。記念コンサートが9月23日に開かれていた
9月23日には放送10周年を記念したあまちゃんスペシャルコンサートが開催。ヒロインを演じた、のんさんや、その祖母の宮本信子さんが登場しました。
このようにさまざまな諸条件が重なってのトレンド入りということがいえるかもしれません。
そこで、今回のグリストランキングでは、個性豊かな登場人物が話題ともなった「あまちゃん」の人気キャラクターランキングをご紹介。朝から懐かしい気持ちになっていただきつつ、今日1日を生きる活力になれば幸いです。
【NHK朝ドラ】あまちゃん 人気キャラクターランキング TOP10
10位 安部小百合(演:片桐はいり)
海女兼業の漁協事務員で愛称は「あんべちゃん」。天野アキが24年ぶりの新人海女になるまでは、海女クラブの最年少海女さんでした。その後北三陸の郷土料理・まめぶを広めるため上京するも、事業はうまくいかず、北三陸に戻ります。東京ではアキと偶然再会し、アキのアイドル活動を助けます。
9位 種市浩一(演:福士蒼汰)
北三陸高校潜水土木科のアキの1学年先輩。南部潜りが得意なエリートだが高所恐怖症で、就職先の建設会社を退社します。アキとユイとは高校時代から三角関係っぽくなっているが、成長とともにアキが気になるようになり、交際を始めます。
今を時めく初々しい福士君です。
8位 足立ユイ(演:橋本愛)
天真爛漫なアキとは真逆のちょっとズレたクールビューティ―が魅力の美少女。お父さん(平泉成)は県議会議員を務める地元の名士。アイドルを目指すも様々な事情で状況はかなわず。一時は不良になるなどしたが、地元民の助けもあり立ち直ります。
アキとGMTの合同コンサートを見に行くために上京しようとするも、北鉄車内で東日本大震災に遭いトンネル内に閉じ込められ、ショックで心に深い傷を負いますが、その後アキと共に「潮騒のメモリーズ」を復活、地元アイドルとしての活動を再開しました。
7位 荒巻太一(演:古田新太)
芸能事務所の社長でアイドルを手がける芸能プロデューサー。あだ名は「太巻(ふとまき)」。アイドルを目指す天野春子に、音痴な鈴鹿ひろ美の歌唱影武者を依頼します。春子の力で鈴鹿が歌手としてもブレイクしチーフマネージャーに昇格しますが、春子自身をデビューさせることはできなかったため、彼女には頭が上がりません。
北三陸の地元アイドルであるアキとユイに目を付け、アキを事務所に所属させて、鈴鹿ひろ美の付け人を任せるなど世話を焼きますが、アキが春子の娘と知り、圧力をかけてアキを潰そうする下衆なキャラクターでしたが、紆余曲折を経て関係者と和解。鈴鹿ひろ美のコンサートで涙する姿は、下衆キャラ脱却の感がありました。
6位 天野春子(演:小泉今日子)
アキの母親[。父・忠兵衛は漁師という職業柄不在がちで、事実上の母子家庭のもと、成人前は海女になることを半ば覚悟しながら育ちますが、夢だったアイドルの道を目指し、家出同然で状況します。鈴鹿ひろ美の影武者となるも、荒巻と喧嘩別れしてアイドルへの夢はかなわず。その後専業主婦となりアキを産みます。
時は流れ、離婚後アキを連れて北三陸に帰ります。アキがアイドルを目指していることを知り、当初は反対していたものの応援することに。荒巻や鈴鹿との確執を抱えながらアキのアイドル活動を支える生活も最終的には153回の鈴鹿の熱傷の神回でわだかまりが解けることになります。
5位 水口琢磨(演:松田龍平)
芸能事務所「オフィス・ハートフル」のスカウトマン及び「GMT47」マネージャーで、のちにアキの個人事務所「スリーJプロダクション」チーフマネージャーを経て、同社岩手北三陸支社長を務めます。無愛想だが熱い内面を持ち、仕事に関しては冷徹に振る舞いますが、アキが映画ヒロイン合格を射止めて以降は涙もろい面も見せます。
水口のキャラクターはSNSでの女性視聴者からの人気が高く、無防備さやクールさと熱さのギャップ、アキとの関係などに「萌え」の要素を感じる層を生みだしました。
4位 鈴鹿ひろ美(演:薬師丸ひろ子)
清純派大女優でありながら、極度の音痴のため春子の影武者のおかげで歌手としても成功を遂げます。春子の娘、アキと出会い、付け人として雇うなど応援します。春子と和解した後は事務所を変更するなど紆余曲折を経たのち、東日本大震災を経験。スランプに陥り、仕事を辞退することもありましたが、2震災復興を目的としたチャリティーリサイタルでは見事な音程の歌を披露し成功させました(第153回の神回)
3位 天野夏(演:徳永えり ※回想シーンで登場した若い頃の夏)
たった1回の出演でしたが、若き日の夏ばっぱを透明感のある演技で演じ切った徳永えりは、視聴者に鮮烈な印象を残しました。夏ばっぱは若い頃、「北三陸のアイドル」的存在で、19歳だった1964年に北三陸で行われたリサイタルで歌手の橋幸夫とデュエットしたこともあって、長年憧れ続けているという役どころです。
SNSでは夏ばっぱ役の宮本信子と顔の輪郭がそっくりという驚嘆の声が上がったり、お二人の画像を並べて似てるという声が多く上がりました。
2位 天野夏(演:宮本信子)
アキの母方の祖母で、春子の母親。通称「夏ばっぱ」。「海女クラブ」の会長を務める最年長の現役海女でアキの良き理解者です。アイドルになりたい春子を無言で見送るなど、春子とは深い確執がありましたが、アキがアイドルを目指していることを知り応援する中で、春子に過去の非常を謝罪するなど、その演技は厳しくも深いやさしさと愛情が感じられるものでした。
1位 天野アキ(演:能年玲奈)
第1位に輝いたのは、もはや予想できたであろう主人公のアキでした。高校2年生の2008年夏、母・春子に連れられ、初めて春子の実家がある北三陸の袖が浜を訪れます。祖母・夏から海に潜ることを勧められ、それまでの自分に決別すべく海女になる決意をするというところから、「あまちゃん」のストーリーが始まるのです。