【コブラで有名な漫画家・寺沢武一さん死去】せりふ回しが秀逸なコブラの名言集
2023年9月11日3度の脳腫瘍手術をコブラのような生命力で乗り越えてきたが…
SF漫画「コブラ」などで知られる漫画家、寺沢武一(てらさわ ぶいち)さんが心筋梗塞のため、9月8日に亡くなったことが明らかになりました。
9月11日、寺沢さんの作品の公式X(旧ツイッター)で公表され、ファンの間からは驚きの声が上がっています。
80年代初頭からパソコンでの創作に着手。時代のはるか先を行くデジタル漫画の先駆け
各メディアでは相次いで速報記事を掲載。反響の大きさをうかがわせました。
特に、WindowsもMacという呼び名のない時代、俗にマイコンと言われたパソコンを80年代初頭から創作に取り入れたことでも知られ、改めてその先鋭的な創作が報じられています。
「コブラ」の漫画家・寺沢武一さん死去、68歳 「デジタル漫画」先駆け、98年に脳腫瘍判明も創作続ける
スポニチAnnex(9月11日参照)
上の参照記事によると、寺沢さんは高校卒業後、手塚治虫氏に師事し修業を積んだ後、1977年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)にデビュー作「コブラ」を発表しました。1978年11月からは連載が開始されます。
デジタル漫画の配信で若者の認知も絶大。世代を超えて愛された「コブラ」
「コブラ」は、左腕にサイコガンと呼ばれる銃を装着した不死身の男、コブラの活躍を描いたSF作品で、単行本は3000万部以上を売り上げました。1982年にアニメ映画化、テレビアニメ化されています。
少年ジャンプでは1984年までの連載でしたが、2000年代に入ってデジタル漫画として、携帯電話やeBook、iPhoneなど、各端末向けのデジタル漫画として配信がされているからか、今の若い人たちにも高い認知を誇っており、世代を超えて愛された作品といえるでしょう。
「コブラ」はアメコミ風のタッチで描かれており、そのせいか特にファンを魅了した名セリフが多いことで知られています。
今回のグリストでは、名セリフを漫画とともに名言集として振り返ってみたいと思います。
せりふ回しが秀逸なコブラの名言集
「いいじゃないか クリスマスにシラフで働いているのは サンタクロースぐらいなもんだぜ」
大切なミッションを前に酒をたしなむコブラが相手を落ち着かせるために言い放った、洒落の効いた言葉。
あててみろ ハワイへご招待するぜ
敵から「だ だれだっ おまえはっ!!」と問われたときの返事。アメコミですね。
やめとけ、給料安いんだろ
別の敵と対峙した際に発した、挑発、おちょくりとも取れる絶妙な言葉
「神か…!!!宇宙を支配する全能の神」「しかし神は天にいて人を見まもるだけでいい」「手は出すな!」
コブラは神に対しても己の心はブレません。全能の神としながらも、天で人を見守るだけでいいから手は出すな、と返すのです。
オシリをぶたれるにしちゃ、年をとりすぎてるしな
コブラ名言集、いかがでしょうか。
今回は速報のため5選となりましたが、また名言集としてご紹介できればと思います。
最後に、謹んで寺沢先生のご冥福をお祈りいたします。